フェーズにおける戦い方

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仕事をする上で、会社/プロジェクト/チームのフェーズ/状況によって、また人のロールによって戦い方は変わってきます。

状況が違うのに、前と同じ戦い方をしていたらそれは戦術ミスとなります。上手くやってる人のやり方を真似しても上手くいきません。なぜなら状況が違うからです。

フェーズ

今そういうフェーズじゃないのに、なんでそのやり方しているんだろうというのがあります。また新規プロジェクトなのに、既存の大型Projectと同じやり方を持ち込もうとする人もいます。

例えば、大型Projectはお金があるけど新規Projectには予算が殆ど無い場合。お金をかけられないので、何でもかんでもお金で解決する事は出来ませんし、既存の大型Projectで何年もかけた叡智の水準をベースにする事は難しいです。
また、会社としてのリソース配分が決まっている状況下では、予算を大幅にオーバーするとそれはプロジェクトの弱点になったりもします。

会社の規模

会社が小さい時は、各々が何でもやらなければなりません。人が少ないと、成果は個人に対して結びつきやすいです。会社が大きくなり、チームが大きくなると、個人で戦う時代は終わりチームとして戦う時代がやってきます。

状況が変われば戦い方を変えなければなりませんが、この状況下でも個人で戦い続けようとする人は多いです。それは組織としてスケールしない戦い方をしているわけです。メンバーが何をやっているのか分からない/無関心であるチームは、チームである必要はあるのでしょうか?

ロール

個人に紐付くロールが変わっても戦い方は変わります。

一般的役職で言うと部長以上では、何をやっていくかを考える必要がありますが、マネージャーのように大枠のお題が与えられると思っていては物事は何も始まりません。

マネージャー,リード,メンバーによって戦い方は変わります。マネージャーが実務作業を抱えまくるのは簡単にブロッカーになるので最たる悪手です。

マネージャはチームの成果を最大化する事が責務である事が多いと思います。それなのに以前と同じようにマネージャが個人としての戦い方をしていると、一体なにをしているんだ?と思ってしまいます。

そのやり方、本当にチームとしてスケールするやり方ですか?
その行為、ただただメンバーが依存するだけで成長する機会を奪っているだけですよ?
何だったら自分のチームだけで無く、余所のチームの成長機会も奪っていますよ?

以下のページに良い事が書いてありました。

http://makonari.com/?p=275

強固な企業文化をつくるには、
リーダーが熱いスピーチをするのではなく、
社員が気付きを得られる環境を用意することのほうが重要です。

(ちなみに、熱いスピーチや叱咤激励で士気が高まって、うぉお!と動くのは依存なので、個を活かす企業文化つくりたいなら、程々にしておくべきではないでしょうか。何もしないよりは良いですが)