今年も期限が1ヶ月延長されています。国税庁のお知らせ
令和3年3月15日(月) => 令和3年4月15日(木)
今回のわたしの確定申告は以下のとおり。
- 青色申告
- 寄付控除
- ふるさと納税は今年度はしていません
- コロナ関連の寄付で、公益社団法人等に寄付をしています
- 生命保険控除
- 個人年金
- 医療費控除
- 上場株式の配当(分離課税)
- 上場株式の譲渡益
これをe-taxで送信。
去年と同様に、源泉徴収票、生命保険の控除、個人年金、医療費控除、寄付控除、上場株式の配当や譲渡益などの添付書類は、明細を入力していれば省略できます。
省略できないものは、住宅ローン控除の1回目、エンジェル税制くらいです。添付省略できる書類の一覧はこちらにあります。
今回私が気をつけることは、昨年度の国税還付還付金のうち、内還付加算金は課税対象なので雑所得として計上する必要があることです。(参考: 昨年の確定申告)
弥生会計
最初は弥生会計で提出しようと思いました。
しかし、弥生会計では寄付控除の明細の入力ができず、寄付控除証明書を郵送する必要があります。
これではデジタル処理だけで完結せず、手間がかかってしまいます。
サポートにも問い合わせましたが、やはり出来ないようです。
<回答>
「寄付金控除」の明細のデータをe-taxで送信する事はできないか、
というご質問ですね。
大変申し訳ございませんが、『弥生会計』からは「寄付金控除」の明細を
送信することができません。
お手数ですが、『弥生会計』からe-tax送信をされる場合は、「寄付金控除」の
明細や、寄付された団体などから交付された寄付金の受領書などを
郵送していただくようお願いいたします。
郵送を省略したい場合は、国税庁の確定申告書作成コーナーから
e-tax送信をお願いいたします。
なお、『弥生会計』からe-tax送信できる帳票については、以下をご参照ください。
◎ご参考FAQ
「確定申告e-Taxモジュールで送信できる帳票」
https://support.yayoi-kk.co.jp/subcontents.html?page_id=25700
今回お問い合わせの「寄付金控除」の明細につきましては、
ご要望として承りまして、今後の製品開発の参考にさせていただきます。
ご不便をおかけしますが、 何卒ご了承くださいますようお願い申し上げます。
他にも弥生会計では出来ない事があります
国税庁の確定申告書等作成コーナーでは自動で転記される項目でも、弥生会計では転記されないものがあり、注意が必要です。自動で転記されないということは、結局のところ計算式を自分で調べたり、制度を調べる必要があり、とても不便です。(そういうのを調べたくないから、こういうツールを使っているのに)
- 申告書B/第二表で所得の内訳を入力しますが、その内容を元に各種項目へ転記されない
- 雑所得, 雑収入へ転記されない(第一表のケ、⑨)
- 株式の配当が、申告書B/第二表の「住民税/配当割額控除額」へ転記されない
- 分離課税の場合は5%、総合課税の場合は10%をここに書く必要がある
- 申告書B/第二表の「公的年金等以外の合計所得金額」53が空欄のままで反映されない。しかも、入力もできない。
- 申告書B/第二表の所得の内訳を別紙明細にした場合、収入金額と源泉徴収税額が空欄のまま
- 国税庁が用意している株式配当のEXCELファイルからインポートができない
- 医療費控除のEXCELはインポートできます
このあたりも出来ない事はサポートに聞いて確認済みです。
そんなわけで、例年通り国税庁の確定申告書等作成コーナーを使うのでした。
e-Tax
個人の所得税の確定申告をe-Taxでするのは今回が初めてです。(※法人のe-Tax, eLTAXは使ってます)
普段使うChromeに余計なPluginは入れたくないので、Edge版を使いました。(Profile分ければ良いだけだが)
e-taxをするためには、いくつかの拡張を入れる必要がありますが、既に入れてあるので何が必要だったのかは覚えていないです。ヘルプに従ってインストールしましょう。
青色申告(事業所得)の決算書は弥生会計から転記しました.. もしかしたら弥生会計からe-tax用のデータを出力して、確定申告書等作成コーナーへインポートできるのかもしれませんが、試していません。
あとはいつも通り、申告書Bを作るための情報を入力。
カードリーダーをPCに挿して、マイナンバーカードをかざして、パスワードを入れるだけ。
送信が完了すると、「所得税及び復興特別所得税申告」という手続き名でメッセージボックスに完了通知が届いています。これで完了。簡単。確定申告書等作成コーナーは本当に良く出来ているので、これからも提供を続けて欲しいです。
メッセージの添付書類送付書を見れば、何のデータを送ったのかがわかります。
今年も納税ではなく、還付なので納税処理をする場合の手続きは書きません。
還付された場合は、ここからも確認できます。
申告後の状況確認
処理フローは以下のようになっており、処理状況によってメッセージが変わります。ステータスが変わる度にお知らせの通知が届きます。
- 申告書の確認:「申告書の内容を確認しています。」
- 振込先の確認:「還付金額や振込先の金融機関情報などの確認を行っています。」
- 支払手続完了:「還付金の支払手続を下記の日程にて行います。」
2021年3月9日(火)に申請をし、3月16日にステータスが変わりました。
さらに、3月26日(金)にステータスが変わりました。
3月30日(月)に銀行に還付金が振り込まれていました。
マイナポータル連携
マイナポータルと連携すると以下の情報を引っ張ってきて、自動で入力してくれます。
- 生命保険料控除証明書
- 住宅取得資金に係る借入金の年末残高等証明書
- 住宅借入金等特別控除証明書
- 特定口座年間取引報告書
私が契約している生命保険は対応しているみたいなのですが、データがありませんよと言われてしまい、引っ張ってこれませんでした..
マイナポータル連携可能な控除証明書等発行主体一覧
さらに、2021年3月(予定)からマイナンバーカードを保険証として利用できるようになるみたいです。参考
これによって、医療費明細の入力も自動で出来るようになるみたいです。
にしても弥生会計め…
もともとは法人用に買ったんだけど、これを使い続けるのかは正直悩む.