Windows10のWSLで開発環境を整える

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サーバはLinux上で動かしたいけど、エディタはWindowsのものを使いたい。そんな環境を作ります。

まず、Windows10のストアからUbuntu18.04をインストールします。

ファイル共有

/etc/wsl.confで以下を設定します。
これはWindowsのドライブを自動でマウントしないようにする設定です。というのも、デフォルトパーミッションが777でやりとりされちゃうからです。あと、間違ってWSL側でWindowsのシステムファイルをrmしちゃうのも怖いので。

/etc/wsl.conf
[automount]
enabled = false

Windowsとファイル共有をするには、drvfsという形式でマウントしますが、これはドライブ単位でしかマウントできません。試しにsubstコマンドで仮想ドライブを作ってみましたが、エラーが出てmountできませんでした。
そういうわけで、Windows側のパーティションをちょっといじって、50GB程度の共有用のドライブを作ります。

/etc/fstabに自動マウントする設定を入れます。metadataは必須、uidgidは自分のユーザーを指定。umaskを設定することで、パーミッション755でやりとりされるようになります。

/etc/fstab
E: /mnt/wsl drvfs defaults,metadata,uid=1000,gid=1000,umask=022 0 0
dfの結果
$ df -h
Filesystem Size Used Avail Use% Mounted on
rootfs 217G 75G 142G 35% /
none 217G 75G 142G 35% /dev
none 217G 75G 142G 35% /run
none 217G 75G 142G 35% /run/lock
none 217G 75G 142G 35% /run/shm
none 217G 75G 142G 35% /run/user
E: 49G 342M 49G 1% /mnt/wsl

GHQのディレクトリをここに設定することで、WindowsとLinux両方でGitできるし、直接ファイルもいじれるし快適です。今はここにいろいろなレポジトリをcloneして、VSCodeやIntelliJ、EmEditorで編集しています。

参考:

Beep音がうるさい

~/.inputrcで以下を設定します。

set bell-style none