ACM会員になってオライリーの本が読み放題

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O’reilly Online Learning(Safari Books Online)はたくさんの本が読めるサブスクサービスです。
前職では会社が契約したのですが、個人で申し込むと月額49ドルと、なかなかお高い。

そこで安く使う方法として、年額ACMの会員になると、特典としてこのサービスへのアクセス権がついてきます。ACMの会員費用は年額99ドルです。さらに、私は学生でもあるので、学生会員として登録することができます。その場合、なんと年額19ドル。会員になるしかない!!
ACMといえば、コンピュータ分野全般を対象として国際学会で、チューリング賞なんかが有名ですね。SIGとしてはSIGGRAPH(コンピューターグラフィックスを扱う分科会)も有名です。


※注意!! (追記: 2021/10/10)

Beginning June 30, 2021 you will no longer have access to O’Reilly content. Due to the significant increasing cost of licensing content from O’Reilly, we are no longer able to offer these resources to as part of your student membership.

Please note that this change does not affect your access to Skillsoft online books, courses, and videos or your access to Elsevier ScienceDirect books and journals. You will continue to receive access to the thousands of titles from Skillsoft and ScienceDirect as a benefit of your student membership.

If you would like to continue to receive access to the O’Reilly’s resources licensed by ACM, we can offer them to you at an additional fee. If you have any questions or if you would like to add O’Reilly resources to your membership, please contact Member Services by telephone at +1 212 626-0500 or via email at acmhelp@acm.org.

ライセンス料の高騰により、2021年6月30日以降、学生会員には提供されなくなりました。
一般会員には引き続き提供されています。

(追記ここまで)


ACM デジタルライブラリーはジャーナルや論文へのアクセスができるようになるのですが、私はこれはいったん不要。

ACM登録方法

https://www.acm.org/membership/joinから「ACM Student Membership」を選択し、必要な情報を入力していきます。学生じゃない場合は、Professionalを選択する。その場合は入力項目が変わります。以下の画像は、学生会員の場合の例です。

クレジットカードかペイパルで支払う事ができます。私はペイパルで払いました。
(SIGGRAPHに参加する場合とか)オプションで色々つけることができますが、何もつけません。

アカウント作成

ACMの会員になっただけでは、アカウントがありません。アカウントを作ります。
会員費を支払ったあと、次の画面が表示されるので、「Create your ACM Web Account」を選択します。

キャプチャ画像を撮るの忘れてしまったので画像はないのですが、メールアドレスとパスワードを入れます。すると、Complete Your ACM Accountというタイトルで確認メールが来るので、メール中のURLを踏んで登録を完了させます。
その後、{account}@acm.orgというメールアドレスが作成されます。account名は氏名から自動生成されます。

マイページにアクセスできるようになります。

アクセスできる特典は、本だけでなく、主に3つあります。

  • O’Reilly (safari books online)
  • Skillsoft (LMS)
  • ScienceDirect (学術雑誌/電子書籍のプラットフォーム)

SkillsoftはLMSなのですが、コンテンツとしては以下のようなSafariにないような、例えばInside SSD本があります。

Safariへのログイン

ACMのマイページからリンクを踏んでSSOでログインして、ACMのIDとパスワードを入れればオライリーのサイトにログインした状態で遷移します。

日本語の本を探す

設定のLanguage PreferencesJapaneseにチェックを入れます

すると検索条件にJapaneseが出てきます。

日本語の本が出てきます

オススメの本

Brendan Gregg先生が最近出したSystems Performance, 2nd Editionはオススメです。Safariでは読めませんが、2nd Edition版ではないですが、システムパフォーマンス詳解として日本語版が出版されています。

The Manager’s Pathも良いです。これも日本語版が出ています。表紙はなんとなく見たことあると思います。

すごく古いですが、Java Concurrency in Practiceも良き。日本語版は「Java並行処理プログラミング」です。

日本語の本

せっかくなので、今時点(2021/04/08)の日本語の本の一覧を列挙しておきます。
2021年になってからは追加されていない😭

カバー タイトル 出版日/追加日
エレガントなSciPy ―Pythonによる科学技術計算 2018/11/09
2020/12/14
デザイニング・ボイスユーザーインターフェース ―音声で対話するサービスのためのデザイン原則 2018/11/30
2020/12/14
Infrastructure as Code ―クラウドにおけるサーバ管理の原則とプラクティス 2017/03/17
2020/12/14
初めてのPerl 第7版 2018/01/19
2020/12/14
Rによるテキストマイニング ―tidytextを活用したデータ分析と可視化の基礎 2018/05/17
2020/12/14
PythonとJavaScriptではじめるデータビジュアライゼーション 2017/08/24
2020/12/14
Rグラフィックスクックブック 第2版 ―ggplot2によるグラフ作成のレシピ集 2019/11/19
2020/12/14
ゼロトラストネットワーク ―境界防御の限界を超えるためのセキュアなシステム設計 2019/10/25
2020/12/14
Pythonデータサイエンスハンドブック ―Jupyter、NumPy、pandas、Matplotlib、scikit-learnを使ったデータ分析、機械学習 2018/05/25
2020/12/14
プログラミングRust 2018/08/09
2020/12/14
初めてのPHP 2017/03/17
2020/12/14
Rではじめるデータサイエンス 2017/10/24
2020/12/14
Lean UX 第2版 ―アジャイルなチームによるプロダクト開発 2017/07/03
2020/12/14
実践 CSIRTプレイブック ―セキュリティ監視とインシデント対応の基本計画 2018/05/18
2020/12/14
Head First Python 第2版 ―頭とからだで覚えるPythonの基本 2018/03/23
2020/12/14
Pythonによるデータ分析入門 第2版 ―NumPy、pandasを使ったデータ処理 2018/07/25
2020/12/14
GitHubツールビルディング ―GitHub APIを活用したワークフローの拡張とカスタマイズ 2017/05/09
2020/12/14
バイオビルダー ―合成生物学をはじめよう 2018/11/20
2020/12/14
Optimized C++ ―最適化、高速化のためのプログラミングテクニック 2017/02/21
2020/12/10
入門 監視 ―モダンなモニタリングのためのデザインパターン 2019/01/16
2020/11/19
Go言語による並行処理 2018/10/25
2020/11/19
Fluent Python ―Pythonicな思考とコーディング手法 2017/10/06
2020/11/19
アイソモーフィックJavaScript 2017/07/03
2020/11/19
ベタープログラマ ―優れたプログラマになるための38の考え方とテクニック 2017/12/14
2020/11/19
入門 Kubernetes 2018/03/20
2020/11/19
Pythonではじめる機械学習 ―scikit-learnで学ぶ特徴量エンジニアリングと機械学習の基礎 2017/05/24
2020/11/19
機械学習のための特徴量エンジニアリング ―その原理とPythonによる実践 2019/02/21
2020/11/19
エンジニアのためのマネジメントキャリアパス ―テックリードからCTOまでマネジメントスキル向上ガイド 2018/09/25
2020/11/19
SVGエッセンシャルズ 第2版 2017/05/16
2020/11/19
実践 Deep Learning ―PythonとTensorFlowで学ぶ次世代の機械学習アルゴリズム 2018/04/25
2020/11/19
進化的アーキテクチャ ―絶え間ない変化を支える 2018/08/17
2020/11/19
Reactビギナーズガイド ―コンポーネントベースのフロントエンド開発入門 2017/03/10
2020/11/19
初めてのJavaScript 第3版 ―ES2015以降の最新ウェブ開発 2017/01/19
2020/11/19
プロダクションレディマイクロサービス ―運用に強い本番対応システムの実装と標準化 2017/09/12
2020/11/19
Effective DevOps ―4本柱による持続可能な組織文化の育て方 2018/03/23
2020/11/19
PythonによるWebスクレイピング 第2版 2019/03/25
2020/11/19
分散システムデザインパターン ―コンテナを使ったスケーラブルなサービスの設計 2019/04/19
2020/11/19
データ指向アプリケーションデザイン ―信頼性、拡張性、保守性の高い分散システム設計の原理 2019/07/17
2020/11/19
詳説 Deep Learning ―実務者のためのアプローチ 2019/08/08
2020/11/19
入門 Prometheus ―インフラとアプリケーションのパフォーマンスモニタリング 2019/05/17
2020/11/19
初めてのGraphQL ―Webサービスを作って学ぶ新世代API 2019/11/11
2020/11/19
SRE サイトリライアビリティエンジニアリング ―Googleの信頼性を支えるエンジニアリングチーム 2017/08/10
2020/11/19
プログラミングROS ―Pythonによるロボットアプリケーション開発 2017/12/12
2020/11/19
詳解 OpenCV 3 ―コンピュータビジョンライブラリを使った画像処理・認識 2018/05/25
2020/11/19
Unityによるモバイルゲーム開発 ―作りながら学ぶ2D/3Dゲームプログラミング入門 2018/08/23
2020/11/19
マスタリング・イーサリアム ―スマートコントラクトとDAppの構築 2019/11/28
2020/11/16
インテリジェンス駆動型インシデントレスポンス ―攻撃者を出し抜くサイバー脅威インテリジェンスの実践的活用法 2018/12/25
2020/11/16
Python機械学習クックブック 2018/12/14
2020/11/16
ITIL Service Design (Japanese Translation) 2013/06/01
2020/10/29
ITIL Service Operation (Japanese Translation) 2013/06/01
2020/10/29
ITIL Service Strategy (Japanese Translation) 2013/06/01
2020/10/29
ITIL Service Transition (Japanese Translation) 2013/06/01
2020/10/29
ITIL Practitioner Guidance (Japanese Translation) 2017/03/01
2020/10/29
ITIL Continual Service Improvement (Japanese Translation) 2013/06/01
2020/10/29
Feedback That Works: How to Build and Deliver Your Message (Japanese) 2008/08/01
2020/10/26
Developmental Assignments: Creating Learning Experiences Without Changing Jobs (Japanese) 2008/07/31
2020/10/26
ITIL Foundation Handbook (Japanese Translation) 2015/06/01
2020/10/23
ITIL Foundation, ITIL 4 edition (Japanese Translation) 2019/11/01
2020/10/23

参考情報